検尿でタンパクや血液が陽性になったり、腎臓のはたらきが60%未満になった状態が3ヶ月以上続くと、原因はともかく慢性腎臓病まんせいじんぞうびょう(国際的にはCKDと略されます)と診断されます。慢性腎臓病は成人全体では10人に1人ですが、60歳以上では4人に1人ととても多い病気です。このCKDになると次第に腎機能が失われ腎不全となって透析療法や腎臓移植が必要になることがあります。ただ、全てのCKDが必ず悪くなるわけでなく、悪くなるCKDでも進行を防ぐことができる治療法が年々進歩しています。ただそれも悪くなるのを放っておいたらダメです。ステージ重症度(ステージ1から5)によって、危険度ととるべき対策が異なります。2022.3.1