腎機能が低下していると言われた。

腎機能(じんきのう)が低下しているというのは血液検査でクレアチニン値(よくCRと略されています)が年齢・性別ごとに決められた正常値にくらべて増加していると言うことです。どのくらい腎機能が低下しているかをわかりやすくするために開発されたのが、推算GFR値(eGFRと略します)です。eGFRはクレアチニン値から年齢・性別を考慮して自動計算できます。この値が60(正式な単位はml/分/1.73m2)未満になると、60%未満(正常は90%以上)に腎機能が低下していると言うことになります。この腎機能の低下(60%未満)が3ヶ月以上続いていることが確認されると慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)と診断され、将来 透析治療や腎移植が必要になる危険性がある(必ず、と言うことではありませんが)、ということになります。ちなみに腎機能が60%以上あっても、尿検査や腎臓の画像検査で異常があると慢性腎臓病(ステージ1または2)と診断され今後腎機能の低下の危険があると言うことになります。2022.3.1

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